私、死んでるの・・・

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

会社に入って2年目の梅雨の時期だったと思います。
先輩(女性)と徹夜で仕事をすることになりました。

俺と先輩は黙々と仕事をして午前3時頃に終わり先輩が作ってきてくれた夜食を食べていたとき
電話が鳴ったんです。

俺が電話に出てみると女性の声で「Aさん(全く知らない人の名前)いらしゃいますか?」って言うんですよ。
俺は間違い電話だと思ってそんな名前の人は居ないと言って電話を切りました。

しばらくするとまた電話が鳴ったんです。

出てみるとまた同じ女性の声で「Aさんいらっしゃいますか?」って同じことを言うんで、「番号間違ってますよ」と言って電話を切りました。

するとすぐに電話が鳴りました。
さすがに変なので悪戯電話だと思い受話器を上げてすぐに切りました。

その後しばらくは電話もかかって来ず、俺は先輩とテレビを見ながら始発電車の時間が来るのを待っていたんですが、また電話が鳴ったんです。

今回は先輩も一緒に電話まで行きスピーカーホンで電話を取ると同じ女性の声で「Aさんいらしゃいますか?」って同じことを言ってきました。

俺は眠たくて少しイライラしていたのと隣に先輩が居るので少し気が大きくなっていたので、「居ないって言ってるだろ、ボケ、死ね。」って言ったんです。
すると向こうの女性は急に「ぎゃはははは~」と大笑しだして突然普通の声で「もう死んじゃってるのよ。」って言い終わるか終わらないか位で電話が切れたんです。

隣の先輩は怖くてもう会社に居たくない会社の車で送ってくれと泣きながら俺に言いました。
悪戯だったとしても鳥肌が立ちました。

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