昔、新宿の伊勢丹デパートでバイトしていた時の本当の話。
仕事を終えてJR新宿駅に向かって歩いていたとき、ちょうど映画館(コマ劇場のあるほうでなくて靖国通り沿いにあるほう。1Fにウェンディーズがある)の裏手に差し掛かったところで、『ヒュンッ』と風を切る音が、俺の真後ろ、距離でいうと5センチくらいのところでした。
そして、遅れて俺の右足のふくらはぎの後ろに鈍痛。
さらに数瞬遅れて、俺の周囲にガシャーン!ガシャーン!という、まるで、ビール瓶がアスファルトに当たって割れるような音・・・。
・・・まるで、じゃなくて、どこかのバカちんが、俺に向かってビールの空き瓶を投げつけやがったのね。
しかも、5、6本。
弾道が真上からだったから、おそらく、映画館のある雑居ビルの5Fくらいから下で歩いていた俺を狙って投げつけたんだと思う。
ふくらはぎの後ろにビール瓶が直撃したのは、俺の脳天を狙っていたところを「わずかに」狙いが外れたということらしい。
0.1秒でも歩くのが遅れていたら、脳天にビール瓶が直撃して死ぬところだったという・・・まぁありふれた話でした。
後で思い返して怖かったのは、ビール瓶が直撃して死んでたかもしれないことより、その後、一人でこのビルに怒鳴り込んでいったこと(本当)だな・・・。
ヤクザとか●●人が出てきたら、俺どうするつもりだったんだろうね・・・。
新宿ってやっぱり怖いですね・・・。