もし捕まったら某国へ

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

今から二十数年前の夏の夜。

当時、天体望遠鏡に凝っていた夫は友人と連れ立って海辺まできていたそうです。
ひと気のないところで他愛の無い会話を友人としながら海を眺めていたら、後ろの方から、ヒソヒソと数人の話し声がしてきた。
耳を澄ましても会話の内容が意味不明だったそうです。

何か変な奴だったら面倒だと立ち上がり、荷物を片付け、通り方面に歩きだしたところ、その男たちが追いかけてきたそうです。

これはやばい・・・と、ダッシュで逃げた。

そのとき街灯に映し出された男達は黒っぽい服装と帽子姿で、何かわからないけれど、リュックみたいなものを担いでいたそうです。

彼らは夫達を猛然と追いかけてきたそうです。
丁度その時、たまたま通りかかった漁協関係のトラックのお陰で助かったと言っていました。

帰宅してからそのことを家族に話しても、そんな時間にうろうろしてるから不良にからまれたに違いない!で一笑にふされたそうですが・・・。

実際にこの話を、私が夫から最初に聞いたのは十年くらい前です。
最近、拉致事件の事が問題になっていますよね。

夫の体験はもしや?とも思えてなりません。

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