これはアメリカで実際にあった事件だそうです。
ある日の昼下がり。
オフィス街で黒人男性が45口径で撃たれました。
麻薬関係のトラブルらしく、男性は不幸にも人違いで狙われてしまったそうです。
しかし、目の下あたりを撃ち抜かれた男は奇跡的に生きていて、地面に仰向けに倒れたまま「動けない!助けてくれ!」と叫んでいました。
通行人は恐々とそばに寄り、頑張れと声をかけたり、神への祈りを唱えたりしていました。
そのうちに、救急車が到着すると人々は安堵し「もう助かるぞ」「よく頑張ったな!」と口々に喜びあいました。
例え頭を撃たれても、意識がしっかりしているのならば助かる確率は高いため救急隊員も男の様子に一安心しながら「じゃあ病院に運ぼう」と、言いながら男の体を担架に乗せようと持ち上げました。
しかし、次の瞬間、男は死んでしまいました。
45口径などの銃で撃たれた場合、弾の入る穴よりも弾が出る穴の方が大きくなるそうです。
そう、目の下の傷口と真反対の男の後頭部は、ぐちゃぐちゃ破壊されていたのです。
地面に押し付けられて、かろうじて形を留めていた男の頭は救急隊員が持ち上げた瞬間に割れて、中身がぼたぼたと地面に落ちてしまったのでした。