映画と現実の境が分からない子供

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

おとぎ話なんて所詮は夢物語なんだ。
これが現実なんだ。

「かえるの王子様」が原作の映画「プリンセスと魔法のキス」。

この映画を観たアメリカの10歳以下の少女たち50人以上が、映画を見た後、本物のカエルにキスをし、サルモネラ菌に感染。
入院をして治療を受けていたことが、最近の報告で判明したそうなんだ。

サルモネラ菌は胃腸炎や菌血症を引き起こすことがあるという。
嘔吐や発熱の他に、細菌が血中に入り込むために心筋炎、心膜炎、脳膜炎なども引き起こし命に関わることがある。

カエルの皮膚にはアメーバや寄生虫が生息している。
もし、アメーバが児童の体内に入った場合、肝臓などにうみが溜まる。
また、寄生虫が目に入った場合には眼膜炎を引き起こすという。

今回の児童への感染のほとんどは《プリンセスと魔法のキス》が上映された後に起こっているという。

映画ではプリンセスがカエルにキスをして王子様に変身するシーンがある。
そのため、子ども達はこのシーンを真似してカエルにキスしたのではないかと思われているのだそうだ。

米国の一部の専門家は「子ども達に映画と現実とを見極めるさせる必要がある!」と注意を促している。

英国では、爬虫類と両生類の動物協会の会長が「カエルにキスするのは衛生的ではありません、カエルの皮膚には沢山の有害な物質が付着しています。」と警告を促しているという。

カエルの体内で一番よく見られる寄生虫は、スピロメトラ属マンソニである。
カエルの皮膚には沢山の害虫の卵が産み落とされている。

もし、児童が誤って虫の卵を飲み込んだ場合、それらは腸の中で孵化し、その虫が血中や大脳に入り込み、それにより痙攣をおこし卒倒してしまう可能性がある。

寄生虫が脳に入りこんだ場合、すぐには発病はせず、数か月たった後に症状が現れるため、検査では原因が分かりにくいという。

カエルとキスするということはこのように大変危険なので、絶対にカエルとキスをしないようにしてね。

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