手にも人格が宿る?

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

エイリアンハンド症候群(他人の手症候群)

自分の手が意志に反して動き出したり、自分で自分の手を制御できなかったりする病気。
または、麻痺した側の手が存在しないかのように振る舞うこともある。
時には制御出来ない手で自らを攻撃してしまう。
脳卒中や脳への外傷の後遺症として発症する。

■古典的には、半側身体失認などの認知面を強調した、次の3徴候が挙げられる。
・感覚障害が無いのに一方の手が他方の手を自己に所属すると認識できない(見ないと自分の手だということがわからない)

・一方の手の動きが自己の制御下にないという感覚を言葉で訴える
・手の人格化

■現在では定義も次のようになった。
・一方の手が意志による統制から離れて動き、もう一方の(意思に従う方の)手や言葉で表現された患者の意思との間に乖離が生じた状態。

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