壮絶な根性焼き

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

俺の通っていた中学はかなり有名なDQN中学だった。

大便所は徹底的に破壊されたいたし、授業中平気な顔して煙草を吸うヤツもいた。
でも俺はこれが普通だと思っていたし、俺と同じニュートラルなヤツらとつるんでそれなりにマターリと中学校生活を楽しんでいた。

ある日、当時学年を仕切っていたKが公開リンチを行うという噂を聞き、暇だった俺は友達数人と見学にいった。

リンチの標的は別のクラスのまぁ濃くも無く薄くも無い普通のヤツ。
分類的には俺らと同じニュートラルに属すると思う。
俺にはなぜこいつが標的になるか不思議だったが、所詮顔は知っているが話したこと無いヤツ。
まぁうっかりDQN軍団の逆鱗に触れてしまったのだろうと軽く考えた。

公開リンチが行われる中庭には30人程度集まっていただろうか。
標的はこれから行われるだろう恐怖にガタガタ震えていた。

Kはその標的の鼻にメリケンサックのついた右拳でストレートを一発かました。
激しく鼻血を噴出しながら倒れこむ標的。
その後Kは殴る蹴るの暴行を加えた後、おもむろに煙草に火をつけると標的の上半身を裸にした。

「今日の記念だ」とk。

口に咥えた煙草を離し、標的の上半身に”北斗七星”の形に根性焼きを始めた。

その後標的となったヤツは人が変わったように卑屈になり、まぁイロイロあった訳だが余り書きたくない。

世の中にはまじで洒落にならないヤツが居ることを知った。
Kが今、どうしているか知らない。

噂ではシンナーの吸いすぎで精神病院に入院していると聞く。
出来れば一生入院して欲しいものだ。

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