出来心では済まされない話

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

2~3年に一度だが、夏に家族旅行に行っている。

今年あぶく銭が手に入り、某ネズミーランドとシー両方に行こうと旦那が提案。
小学生に上がったばかりの娘は大はしゃぎ。

でも、「他の人には絶対に言ってはいけないよ!言ったら、ネズミーに行けなくなるよ!」と脅し、口止め。
ガクブルで涙目になりながらも「言わないよ!」と娘。

ここまで念を押すのは、過去に娘が旅行に行くというのを近所の人に言って、連れて行ってクレクレ(旅費も出してクレクレ)が湧いたため。

そして、先日の話。

近所のママ友が、「今年はランドとシーに行くんだって!?連れてって~」とクネクネ。

最初は娘が話したか・・・と思ったが、なんかおかしい。
話を聞いているうちに、『あぶく銭』という単語が何度か出てくる。
娘にはそんなことは一言も言っていない。

旦那か!?と思ったが、前回のクレクレを体験しているので言わないはず。
誰に聞いたの?と聞くと、娘からと言う。

娘には『あぶく銭』の話はしていないと言うと、間違えた近所のMさんからよと言う。
Mさんは旅行の計画を話した日より前から現在まで遠い実家に帰っているし、言っていない。

「まあ、どうでもいいじゃない!一緒に行こうね~」とそそくさと退散。

これは怪しいと思い、旦那に相談すると、誰にも言っていないとのこと。
もしやと思い、すぐに盗聴器の調査を依頼した。

結果、コンセントを分岐させる台形の形をしたコンセントの中に盗聴器はあった。

警察に相談し、近所にうちに盗聴器があったことを『指紋も採取してもらった』ということを付け加えて言って周った。

すると、見事に件のママ友が釣れた。

顔を真っ青にして、「出来心なの!」と家に凸してきた。
そして今現在、旦那が被害届を出し、ママ友両親を交えて色々話中。

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