日め坂鐘乳穴での失踪

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

地底湖で大学生が行方不明になった事件。

2008年1月5日午後6時10分ごろ、岡山県新見市豊永赤馬の日め坂鐘乳穴で四国の社会人と学生の探検グループから「洞窟(どうくつ)に調査に入った同僚の高知大学3年生の男子学生(21)が池に入ったまま出て来ない」と110番通報があった。

県警などによると、同グループ13人のうち5人が日め坂鐘乳穴に入り午後2時半ごろから洞窟内(奥行き約1600メートル)の奥にある地底湖(深さ約32メートル)で遊泳していた。

県警新見署員ら約30人が捜索を続けたが、男子学生は見つかっていないという。

同署や新見市消防本部などの調べでは、学生は大学の洞窟(どうくつ)探検サークル
に入っており、学生や社会人など近県から集まった計13人で新見市を訪れていた。

不明の男子学生は、計5人で午前11時半ごろから洞穴に入り、午後2時半ごろ、着衣のまま遊泳している最中、行方がわからなくなったという。

新見市教育委員会によると、この洞穴は県の天然記念物に指定されており、洞穴に入るには同市教委への届け出が必要なのに、学生らは届け出ていなかったという。

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