下手なオカルト話より怖いトイレの話

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

先に謝っておきます、凄く汚い話です。

生まれて初めて彼氏が出来たばかりだった頃の話。

私の家の近くの部署に3日ほど助っ人頼まれた彼から、その間だけ滞在させて欲しいと頼まれ快くOKした。

滞在初日、彼の後にトイレ入ったら便座カバーやカーペットが真っ茶色に変色してビチャビチャになっていた。
臭いもなんかスゴイ。

言いにくかったんだけど「あの・・・なんかトイレえらい事になってるんだけど・・・お腹の調子悪いの?我慢して漏れちゃった?」と聞いた。

するとわざとらしく大きな溜息を「はあぁぁぁ~~」と吐き睨まれた。
なんだかよくわからないうちに翌日を迎える。

私の方が先に起きて朝トイレに行ってみると昨日以上の異変が。

トイレの壁(天井にも届きそうな高い位置にまで)に茶色い塊があっちこっちに幾つも張り付いていた。

一瞬サビか何か?と思い、匂いをクンクンしてみると・・・ぐえぇぇぇー!!
モロにウンの臭い!

鼻とSAN値に大打撃を受け、寝てた彼を叩き起こした。

「ちょっと!トイレの壁に固形ウンが飛び散りまくってんだけどどういう事?昨日の事といい、どういう排便の仕方してるの?」と問い詰めた。

モソモソ起きてトイレを確認してから今度は睨むだけじゃ飽き足らず、呆然としている私を散々殴る蹴るしてから飛び出すようにして仕事に行った。

・・・にも関わらず、夕方になると当たり前のように家に来やがった。

しかも「ただいまぁ~(^o^)ご飯なにっ?」みたいな猫なで声付き。

まとめといた彼の荷物突き返しつつ「もう二度と顔見せないで」とチェーン越しに言うと「今朝はホントごめん~寝起き悪くてさあ、大体お前が寝起きに不愉快な事言うから悪いんじゃん」

「はあ?ウンまみれにされて不愉快なのはこっちじゃ。大体どんな排便の仕方したらあんなになるのよ?あんたは排便する時に尻振りながらやれって教わって育ったのかい?」

「(体をクネらせ私の方に擦り寄りながら)その話はもういいじゃあ~んっ!いいじゃあ~んっ!」

「・・・それ以上ドアの前で騒いだら警察呼ぶ(バタン!」

その後しばらく付きまとわれたが無事に別れることができた。

でも次の彼氏できるまで「男はウンする時に尻を振りながらブツを撒き散らす」という勝手なトラウマが染み付いてしまった。

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