流産させることが目的だった

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

義弟嫁から「実家からたくさん桃が送られてきたけど、量が多過ぎて車の無い自分じゃ運べない、義実家にもついでに届けてくれないか」と電話があった。

桃大好きヒャッホー!と思って二つ返事で了承して義弟家に向かい、「手が離せないからそのまま入ってきて」と言われたのでお邪魔しまーすとスキップ交じりに上がってリビングへ。
そこで返事がないことに気付いて「?」と思ったのとほぼ同時、浮かれて片足も浮かせてたんだけど、その軸足を思いっきり前に引っ張られた。

引っ張ったのはテーブルの下に隠れていた義弟子(5歳男・関脇)、私は盛大にお尻と肘を打って思わず仰向けになって悶絶。
この時点で義弟子の仕業とは気付いてなくて、何が起こったのか分からずただ痛くて痛くて涙浮かべてたら、「ドーン!!」という楽しげな声と共に胃の辺りに衝撃!!

義弟子のヒップアタックで体の中から何とも言えない嫌な音と感触、尻の痛みも吹き飛ぶような激痛。
肘を打ち付けてたから腕が痺れて退かせることも出来ず、義弟嫁早く気付いてー!と祈ってたら視界に義弟嫁がひょっこり登場。
助けて、と言おうとしたけど声にならず、それでも義弟嫁は義弟子の肩に手をやって押してるのが見えたから叱ってくれてるのかと思ったが、しかし、義弟子の「あひゃひゃひゃひゃひゃうふふふふふふ」みたいな笑い声に混じって「義弟子ちゃん、もうちょっと下よ!おへその下よ~」という声。

義弟子は「ドーン!!」の声を再び上げて、尻を私の下っ腹に向けてアタック!
当然「うぶっ!!」と声?を上げて悶絶するしかない私、義弟子は私のスカートをめくって「ママー!出ないよー!」と、正直小便くらいは出そうだったけど必死で我慢した。

「お義姉さん、もういいんで早めに帰って下さいねー邪魔なんでー」と言われて放置された。
義弟子がこちらをうかがっている気配を感じて「殺される」と思った私は必死に這うようにして家の外へと逃げ出し、靴もそのまま車に逃げ込んでロックをしてから救急車を呼んだ。
そこで意識が途切れてしまったため、車の窓を割られてしまったよ。

結果私はあばらに入ったヒビが追撃と自力で動いたことで広がって折れてしまい、お尻も大痣と骨にヒビ、肘はあんなに動かなかったのに打撲だけ。
万が一もう一撃があばらに入っていたら肺に突き刺さっていた可能性もあると言われて本当にぞっとした。

事情を聞かれた義弟嫁はというと、「呼んでもないのに家に来て、私が気付かない間にリビングに忍び込み、泥棒だと思った勇敢な義弟子ちゃんが撃退した」とうその証言をしたらしい。
でも私は義弟家に向かう前に義実家に「義弟嫁さんが桃くれるっていうんで、後でそちらにも持って行きますね!」と連絡していたのであっさりバレた。

義弟嫁はそれは嘘だ作戦だ盗人のくせに小賢しいときーきー喚いたらしいが、義弟子が「お腹押すとニキビみたいにぶちゅっと出るからやってみようってママが言った」と恐ろしい発言をして義弟嫁アウト。
恐らく、数日前に義実家で集まった時に「姉が妊娠した」という話を「私が妊娠した」と勘違いしたんだと思う。

義弟嫁、二人目欲しくて不妊治療中だったから義母にだけこっそりと言ったんだけど、盗み聞きされたようで。

その後は義弟嫁両親の土下座、実両親の離婚するか夫君に婿に来てもらえ発言、義実家の義弟への離婚しろ騒動、義弟パニクッて失踪と全財産と遺書を私宛に送ってきた事件などなど。
夫は全ての窓口に立ってくれて、私が退院した頃には全て解決してくれていた。

義弟嫁は義弟嫁実家に責任もって遠ざけることと義弟との離婚を約束させ、不妊治療の八つ当たりで鬱になっていた義弟を宥めて義実家へ。
土下座で実両親に謝罪して婿入りさせて下さいと頼みこみ、義実家は義弟嫁が場所を知っているため訪問は無し、私両親へ縁切りだけはと頭を下げて縁切りだけ防いだ、義実家自体は味方してくれたし何も悪くないのは分かっていたから気持ちをほぐしてくれた。

そしてこの度無事姉が出産し、義弟嫁に元がついたので記念カキコ。

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