流されていく子供達は助かったんだろうか・・・

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

自分が幼いころ・・・たぶん、小学生の1~2年だったと思う。
40年近く昔の話。

丹後へ親戚とかで海水浴に行った。

浮き輪で、気持ちよく流されていたらしく、ちっとも怖い気がしなくて、そのままどんどんどんどん流されていた。
かなり岸が遠くに見えたけど、陽は高く、恐怖感なんて何も無かった。
太陽に照らされて、気持ちよく流されていた。

そうしてると傍に、ゴムボートに乗ったガキンチョ4人ぐらいが、岸に向かって「お父さぁぁぁん、お母さぁぁぁぁん~!助けてェェ!」と真っ赤に泣きながら手を振っているのが見えた。
でも岸からのリアクションが何もない・・・。

そのときに初めて「・・・えっ!?」と思って、ふと浮き輪から抜けてみたら、足が底に付かない!!!

浮き輪にしがみついて、本当に必死になって岸に戻るために泳いだ。
これがものすごく大変で・・・。

死ぬ思いで帰ったんだけど、親連中は何の心配もしてなくてw(子供達でみんないっしょに遊んでるものと思っていた様子。)

誰も自分の心配をしてくれていないことがすごく悲しかった。
ボートで叫んでる子供たちのことを言っても誰も本気にしてくれなかった。
「そういうふざけた人がいるの!」とか言われて。(そのときほど、大人が当てにならないと思ったことはない。)

・・・あのボートの子達はあの後どうしたんだろうなぁ?
今も気になります。(たぶん、オールを流してしまって戻りたくてもバチャバチャやるだけだったんだろうね)

水遊びは気をつけましょう。

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