メディアの忖度が怖い話

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

最近の刑事ドラマは、殺人シーンの描写がない。

これは視聴者からの苦情が多くなった現状もありますが、スポンサーとの絡みの問題もあるようです。
その刑事ドラマが、お酒メーカーがスポンサーの場合は酒に酔った上での犯行はタブー、また、自動車メーカーがスポンサーの場合はひき逃げはタブー。
薬品会社の場合、毒殺や、睡眠薬の過剰摂取死などという設定はタブーとされている。

2019年4月16日の19時から放送された『国民1万人がガチで投票!冷凍食品総選挙(テレビ朝日系)』が話題になっている。

過去に放送されたアイスクリーム総選挙に続く企画で、今回は冷凍食品のランキングを決めるというもの。
MCは爆笑問題の2人で、スペシャルプレゼンターは前回のToshiとは異なり今ノリにのっている武田真治さん。
やや緊張しながらテレビ朝日アナウンサーの弘中綾香さんと進行を務めた。

今回の冷凍食品総選挙に参加した企業は次の通り。
イートアンド、キンレイ、ケイエス冷凍食品、テーブルマーク、ニチレイ、日本水産(ニッスイ)、日本製粉、マルハニチロ、良品計画(無印良品)
3時間の番組で上位は定番とも言える冷凍餃子、チャーハン、えびピラフ、お好み焼が入っていた。

1位はニチレイの『本格炒め炒飯』という商品。
発表される前から視聴者は分かっていたようで、「これしかない」「納得」「知ってた」とコメント。
しかし今回の『冷凍食品総選挙2019』は大手メーカーの味の素が不在なのだ。
王者の味の素が何故不在なのか?

そして番組は終わってCMになるとニチレイの『本格炒め炒飯』のCMが流れだし、「スポンサーだったのかよ」、「スポンサーじゃねーか!」、「結局スポンサーに忖度」、「だから1位」、「闇を見た」、「酷い総選挙だ」という意見が投稿された。

王者の味の素が不在、ニチレイがスポンサーで、1位だった。
番組タイトルのように本当に「国民1万人がガチで投票!」したのか疑問になってしまう。

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