発見されたのは翌日だったらしい

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

十数年前、東海豪雨と言われた災害の話。

会社で徹夜の作業をしてたんだが、窓から外を見るとマンホールから吹き上げる水、まるで噴水の様。
路駐が多いなと思ったら水没して自走不能になった車ばかり。

さすがに心配になり嫁の携帯に電話したが、携帯は通話不能。
徹夜作業を切り上げ帰宅することにした。

俺はバイク通勤、バイクはオフロード、多少の冠水程度なら大丈夫だと思ってた。

当時住んでたのは名古屋の天白区という場所。
天白川にさしかかったがオフロードバイクでも無理な水深になった道路。

信号が赤になったので、信号待ちしながらどうしようかと考えてたら、横のマンションの2階から若い男が水に飛び込み信号を泳いで渡るほどの水深。

キャブに水を吸い込んだら廃車になるなと思い、エンジンを切ってバイクを押して家に向かった。

前方に自転車の男性がいた。

ところがその自転車の男性が、突然消失した。
???理解ができなかったのだが、川のようになった道路を男性の消失地点までバイクを押して行った。

そこには蓋が流失したマンホールがあった。
近づけば自分も吸い込まれるかもと思い、携帯で110通報、しかし通じない。
駅近くまで戻り公衆電話から110通報。

警察とレスキューの到着を待ち、自宅の状態が心配だったので帰った。

翌日、マンホールに吸い込まれ死亡した男性のニュースを見た。
数メートルの差で俺は助かったんだと思い、ぞっとした。

住んでた場所まで書いてるんだから当時のニュースでも検索してくれ。
マジ修羅場。

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