1歳の息子の検診のために市立病院に行った。
息子の水分補給に、バッグの中から麦茶入りの哺乳瓶を取り出そうと、待合いの椅子に座ってごそごそしていたら、病院の職員のオッサンに付き添われた作業着姿の男の人が片目を押さえてこちらの方に歩いてきた。
心なしかオッサンはガクブルしているような風情。
問診票の書き方等を案内する係りの女性に、職員のオッサンが声をかけた。
オッサン:「この人が、この人が、」
係の女性:「どうしました?」
片目を押さえた男性:「や、目を・・・」
オッサン:「目を、目を」
男性:「カッターで刺しちゃって・・・」
ぶげー。
一部始終見ていた私はドキドキしちゃいました。
冷静に案内する係の女性と、ハキハキ対応する男性、始終ガクブルしているオッサンの三つ巴が最高でしたが、息子の検診が終わった2時間後、あの男性がまだ病院内をうろうろしていました。
しかもまだ片目を素手で押さえたまま。
処置されていない様子なのはなんでだったんだろう。
あんまり後味悪くないかな。