高校時代、関西のある山での事。
合同合宿の休日に山を登ろうって話になった。
合宿の間、朝錬で走ってる山で朝錬到着地点の釣り橋まで行って帰ってくるってだけのハイキング。
企画した奴は先生に許可貰って合宿に参加してた他の学校の奴も誘った。
相手は共学校で男女で来てたから、女の子も参加した。
毎朝登ってる山でも、女の子が一緒に上るのが楽しかった。
つり橋まで行って景色眺めてたら、変な声がした。
皆で恐る恐る見に行った。
つり橋の先を回りこんだ崖の向こう。
九十九折の道の下のほうに広場?みたいになってる所があって、白装束の集団が奇声を上げて踊ってた。
全員俺たちより少し上ぐらいに見えたけど、変な祭壇みたいなのがあったから、宗教かもしれない。
見なかったことにしようって暗黙の了解で、足早に合宿所に帰った。
あれなんだったんだろう。
今でも不思議。