水害の時などにいくら危険だからやめろと家族のみならず近所の人や役所の人から止められても振り切って用水路や田んぼを見に行ってしまう爺は内心『呼ばれている』んだと思ってた。
そしたら、後で知った事だが、地域によっては自分の田んぼに水が集中して稲が腐ったり、最悪境界線が決壊して隣の田んぼに土砂を送ってしまったら責任取らなきゃならなくなるらしい。
それでこっそり自分の田んぼの水を先に隣の田んぼに水を送ってしまって相手側を決壊させて慰謝料を踏んだくる・・・みたいな『我田引水の逆』が互いに行われているらしい。
つまりこういう地域ではむしろ見に行かなかった(そして相手の策略に手を打たなかった)方が負けになるからみんな必死で田んぼを見に行くんだと。
うちも農家だけどそういう地域でないせいか考えつきもしなかったよ・・・というかうちの地域はコンクリ整備されてるから、全体が水に覆われるならあっても特定の田んぼだけが決壊するなんて事まずない。
やっぱりオカルトより人間の方が怖いな。