流行が過ぎた犬種の悲劇

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

日常に潜む怖い話を2つ程ご紹介。

【雑木林から見つかったのは・・・】
ペット可な分譲マンションに住む友人夫婦から聞いた話。

5年ほど前にそのマンションに引っ越した。
その時はどこの家もコーギーを飼っていた。
コーギーだらけだったそうだが、3年ほど前からどこの家もダックスに変わりダックスだらけになった。
そして、最近ではチワワだらけになっているそうだ。

あれだけ見たコーギーは今では1匹も見かけなくなり、ダックスも日に日に見なくなって来ているという。

マンションは高台の上にあり、片面は崖のようになっていてその下には雑木林があるのだが、崖から捨てられたと思われる犬の死体が雑木林からいくつも出たそうだ。

友人夫婦は老犬小型雑種を連れてマンションを出ることを真剣に考えている。

【ただより怖いものは】
俺が中学3年の時の体験談。
その時の俺は遊びたい盛りで暴走行為等はしないまでも毎日深夜まで遊んでた。
で、遊んで遅くなり友人の家に泊めてもらった時の話。

その日はKとS(仮)と遊びKの家(団地の上の方)に泊めてもらった。
深夜3時頃コンビニに行こうと言う事になり外に出た。

Kの家からコンビニは結構な距離があるんだが「だべりながら行けば大した距離じゃない」という事で徒歩で20分ほどかかるコンビニへ。

コンビニで買い物した後、外に出て少しすると個人タクシーが寄ってきた。

「お兄ちゃんたちドコ帰るの?乗せてってあげようか?おっちゃんも帰る途中だし、金要らないから」

俺達はまた団地を上るのも面倒だし乗せてってもらう事にした。(何かあれば3人居れば大丈夫だろう、と3人とも思っていた。)

そこそこに会話もしながらKの家の近くで止めてもらい降りた。
後部での席順はドアK俺Sドアで先に両側のドアから二人は降りていた。
礼をして俺が最後に出ようとすると、ドアを閉められいきなり腕を掴まれた。

「君はダメだ・・・」

かなり強い力で掴まれて、背筋が凍った。
自分で何とかできる程頭は回らず、俺は大声でKとSを呼んでいた。

二人が気付きドアを開けると、タクシーが発車しようとしたので俺は転がるようにタクシーから出た。

すぐにタクシーは去っていった・・・。
警察に言おうと思ったが、そんな時間に中学生が出歩いてる事を咎められるのが怖くてやめた。

アレ以来どうもタクシーに乗る機会が減ったなぁ・・・。
本当知らない人について行っちゃダメだね。

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