沿岸警備隊に追跡された

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

俺は八景島シーパラダイス付近に住んでる。
まだシーパラなんかない頃だから・・・小2か3だったかな。

学校終わったら毎日のように近くの海に釣りに行ってた。
そこでとあるおっさん(30~40ぐらい)と仲良くなった。
ある日、おっさんが「今度船釣りに行かないか」と言った。

船に乗ったことがなかったので、もちろんOKした。

翌日、学校が終わってから船に乗って沖合に行った。
ところが1時間近く経っても船は止まらない。
もう空が暗くなってきた。

また1時間ぐらい経って「あとどれぐらいで釣るの?」と言ったが、「まだ」としか答えない。
さすがにかなり暗くて、おっさんに、「もう帰らなきゃ怒られるんだけど」と言ったんだが今度は何も答えない。

さすがにヤバいと思ったが逃げることはもちろんできない。
それから何時間位経ったか、前方に船が見えて、その船にくっついた。
おっさんはなんか向こうの船員と話してる。

しばらくしておっさんに向こうの船に移れと言われた。
俺はもう恐くてガチガチだったと思う。
そしたら後ろからまた船が近づいてくる。

沿岸警備隊っていうのかあれ?そんな感じの船で、なんか止まりなさい!みたいな事言ってた。
こっちの2隻はすぐ逃げたんだけど結局捕まった。

おっさんとか向こうの船員がなんか叫んでる。
その時初めてこいつらが日本人じゃない事がわかった。

何を叫んでるかわからないけど、中国語だったと思う。

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