空地に埋める女・・・

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

俺は埼玉のほうに住んでたんだけど、その日は珍しく大雪が降ってて3年ぶりかくらいにかなり積もった。
車の上には2mくらい積もってたんじゃないかな。
近所のガキどもがやんややんやと騒いでてさ。

俺もそんときはまだ中学生だったわけで、外出ていっしょに騒いでた。
すると、俺らがいた空地に、女の人が近づいてくるわけよ。
雨合羽のような茶色の服に、髪はざんばら。
前髪がなぜか異様に短くて、顔ははっきり見えてた。

年齢はそうはいってないと思う。
んで、リードに繋がれた犬を連れてた。
多分雑種。
女の人がただ近づいてくるだけなら気にはとめないんだけどさ。。

空地の入り口の前でボーッと立ちながら、ずっと見てくるんよ、俺らのこと。
いや、あの形相だと睨んでるってほうが正しいかな。
俺は怖がってたんだけど、他の友人はあまり気にしないで騒いでた。

しばらく経って、空地の入り口を再度みたら誰もいなくなってた。
日が暮れてたので俺らも帰ろうと思ったんよ。

帰り途中、友人にその女の人のこと話してみたら、「つい前引っ越してきたあの女だろ?家に動物いっぱいいるらしいぜ。気味悪いのは確かだな」と言ってた。
あぁそうなのか・・・と俺は近くにあんな怖い顔の人がいるのかと思うとちと気が滅入った。

翌日、また空地の方へいくと、異様な違和感を覚えた。
雪が赤い。
昨日まで真っ白だった雪一面、真っ赤に染まってた。

俺はなにこれ?ペンキ?とかつぶやいてたが、友人は冷静に「多分血だ・・・。あそこのほうに続いてるから辿ってみよう」と、その赤いのは、奥のほうに斑点のように続いてた。
俺と友人はおそるおそる、辿って、木陰のほうを覗いててみた。

そこには、昨日の犬を連れた女がしゃがんでた。
右手にはしゃべるを持ってて、血まみれだった。
女は俺達をみると一目散に逃げていった。

後々、警察に通報し、空地の女のいた場所を調べるとそこには無残にも惨殺された犬や猫の屍骸が沢山埋めてあった。
その女は野良猫や野良犬を家に集めては殺し、空地に埋めるという異様な趣味があったらしい。。
女はそれ以来みかけなくなったので、多分、捕まったのかな?

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