犯人がわかった

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

アパートの1階で一人暮らしをしてたんだが、2週間ほど毎夜窓を思いきり叩かれた事があった。
近くに友達(以後A)が住んでるのでそいつの仕業だと思い窓を開けるも誰もいない。
大学で会っても「知らねーよ俺じゃないしww」と。

結構本気でAの悪戯だと思っていたのだが、Aと俺の部屋で飲んでいた時窓がまた叩かれた。
2人とも固まって、少しの間沈黙が流れAが口を開いた。

A:「最近お前言ってたのって今の?」

俺:「うん、つかお前じゃねぇのかよマジで誰だよ!!」

窓を恐る恐る開けるA。
だがいつものごとく誰もいない。

A:「いねーな・・・つかヤバくねお前。何かやっただろ」

俺:「何もしてねーよ」

実際本当に心当たりがないのだ。
そしてこの翌日の夜、ついに窓叩き最後の日が訪れる。

コンビニに行こうと外へ出て窓側の道路に歩いていたところ、窓の前にオッサンが突っ立ってた。
窓を見上げていたのだが、俺に気付いた時数秒固まったまま見つめ合った。

俺:「あ・・・」

それを皮切りにオッサンがダッシュで逃走!

追いかける俺。

追いかけながら犯人が誰かわかった。
追いかけなくても奴とは明日会う事になるので追跡をやめる事にした。

そいつは、俺の近所に住んでいて、俺のバイト先(コンビニ)の常連客で、俺の大学の教授(以後B)だった。

翌日大学へ行き、Bの個室へ直行。
凄く嫌な顔をされたが構うものか、単刀直入に理由を聞いた。

以下の理由だった。
ゼミ選びの際、俺はBのゼミにB自身から勧誘されていたが断った。
それが理由らしかった。
軽く誘われただけのハズなのだが。
どうやらBのプライドに障ったらしい

たったそれだけの理由で俺に一泡吹かせたくなったらしい。
コンビニのバイトが終わるまで外で待ち伏せ俺を追跡したようだ。

B:「本当は1ヶ月したらデカい石でも投げ込んで終わりにしようと思ってたんだけどさ。ちょっと残念かな」

開き直ってそう淡々と言われた。
マジでゾッとしたし、微笑んでたので恐くて少し意識が飛びそうになった。

こいつキチガイだろと思ったが、勇気を出して次何かしたら即通報するという事を強く約束して話をつけた。

Aに報告しようか迷ったが、学内で広まったらまた何かされるかもしれないので卒業した今も黙っている。

都内某大学なので心当たりのある人はご注意を。

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