基地外ジジイ

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

岩手の祖母宅に居候してたときの話。

祖母は介護ヘルパーやってて、介護している人の家に泊まり込み。
だから、普段は家に私1人。
で、近所に基地外ジジイがいて、そんな中、私みたいな若い女が来たから、テンション上がったのか・・・私の後を付け回したり、急に叫びだしたり、昼夜問わず家の付近を徘徊するようになったのよ。

まぁ、死ぬほどウザイけど、おかしい人に関わりたくないから放置してた。
で、深夜にラジオ聞きながら、2ch見てたら、外から「ジャリ・・・ジャリ・・・」って砂利を踏む音が近づいてくるわけ。
なんかこう、忍びよってくるみたいな。

「もしかして敷地内に入ってきやがった?!」って焦ってカーテンをバッと開けたら、案の定ジジイがいるのよ。

「うわぁ・・・。」と思いながらも、さすがにキレて「大概にしろよ!カス!」って怒鳴って追い払った。
そのときはまだ「基地外ジジイ乙。」って思ってたんだけどさぁ。

次の日もいつもと同じように、深夜にラジオ聞きながら2ch見てて・・・ふと、人の気配を感じたのよ。
窓の外から。
でも、砂利を踏む音も聞こえなかったし、気のせい?って思ったんだけど、なんか気になる・・・。

で、そぉ~っと窓に近づいてカーテンの隙間から外をみたら・・・ジジイが、いたのよ。
小さくしゃがみこんで窓の下に。
しかも、下に毛布みたいな厚手の布を、何枚も窓の下まで道みたいに敷きつめて砂利の上でも足音がしないように工夫して。

「なにやってんのっ!!」って思わず叫んだわ。
そしたらジジイがビクッと震えて怯えたような顔でこちらを見上げ、慌てて毛布抱えて逃げていった。

びびったのは、こっちだよwwwww
それでもう流石の私も肝を冷やし、トランクに荷物を詰めて朝一で東京帰ったわ。

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