殺人犯としてその一生を終えた

カテゴリー「怨念・呪い」

1702年、イギリスの北ヨークシャー州、サースク村に住むトーマス・バズビーは
妻の父親を殺害した罪で絞首刑に処され、殺人犯としてその一生を終えた。
彼には生前、長年愛用した椅子が一脚あった。

バズビーの死後このイスは、妻が家財道具を処分した一環で、「バズビー・ストゥープ・イン」というパブに置かれることになった。
ちなみにこのパブの名前は処刑されたバズビーからつけられたものである。

パブに置かれたこのイスは、それが元殺人犯のものであったことや持ち主が絞首刑になったこと、このイスには呪いがかけられているなどの色々な噂が広まり、酔った勢いで面白がって座る人たちが結構いた。

だが呪いの噂は本当だったのだ。
第二次世界大戦中、パブで酒を飲んでふざけてこのイスに座った兵士たちは全員戦死した。
その後も噂が噂を呼び、ますます有名になったこのイスは、パブで酒を飲んで気が大きくなった若者たちが度胸試しをするのに格好のネタとなった。

戦後サースク博物館にもうこれ以上、誰も座ることが出来ないように、今では天井からロープで吊り下げられて展示されている

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