神木の話だが・・・。
誰でも目に出来る、祟りの事実がある。
中央線で塩山に向かう途中、『はじかの(初鹿野)』という駅(現在は甲斐大和)がある。
有名な話なので、知っている奴も多いだろうが、その駅の南西側に古い神社があり、北側を走る線路際に1本の木がある。
何でも、枝を掃ったりいたずらをしたりすると、祟りを為すのでそうだ。
俺が行った時は教育委員会の立てた白い看板があり、以上のようなことが書いてあった。
線路に張り出した枝はトタンでおおわれ、架線に触れないようにしてあるのが妙に現実的だった。
他にも、いたずらをした中学生が近くの踏み切りで撥ねられ、遺体が神木の下まで引きずられた、という話も聞いた。
教育委員会お墨付きの『祟りの神木』も、なかなか面白いぜ。