そろそろ呪われる友人

カテゴリー「怨念・呪い」

つい最近友人に呼び出されて飲んだ。
帰る頃になって、そいつが幽霊出る踏み切りがあるらしいから、みんなで行ってみようぜって言い出した。

会社の同僚だかが、そこでなんか見たらしい。

俺は嫌だったんだけど、他のみんなは酒入ってることもあり乗り気。
夜中になんの変鉄もない踏切に連れてこられた。

でも、なんにもなくて白けてきたらそいつは怒ってドンドン線路を歩き出そうとする。

夜中でも危ないだろ。
止めるやつ二人と、友人が揉み合いになった。

三人はそのまま線路上に倒れこんだ。

くだらね・・・って見てたら、三人が無言で走ってきた。

「行くぞ!!」

それ言わず、俺らは踏み切りを後にした。

翌日、昨日なんか変だったけど、どうした?って聞いてみたら、「転んだとき、線路と地面の隙間から、こっちを睨んでる目と、目があった」だそうだ。

ちなみに、他のやつにも確認したけど、目を目撃してのは最初に行こうと言い出したやつ。

もう一人はなにも見てないけど、二人の様子が変だったから合わせたそうだ。

残りの一人が言うには「転んだときに顔をあげたら、最初に行こうと言ってきたやつの肩に、手が乗っていた。でも、よく見ると指が七本くらいあって、曲がる方向もバラバラでおかしい。さらによく見ると、指は全部第二関節くらいから切れていた」とのこと。

「なぁ、これってアイツに言ったほうがいいのか?」と相談されたけど、俺はうまく答えられなかった。

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