自慢したい気持ちが強い猫

カテゴリー「怨念・呪い」

ウチの猫は異常に賢い。

猫に子供が産まれた。
産まれてすぐは見るとよくないそうなので子供の鳴き声が箱の中からしたが、その日は無視してほっとく事にした。

開け方明るくなってふと目が覚めると枕の横に産まれたばかりの子猫がいた。

びっくりして飛び起きたら親猫が口にくわえて箱の中に戻っていった。
寝ぼけていたのでとりあえず夢だと思う事にした。

ある日仕事から帰ってきてゲームをやる事にした。
部屋はたまたま電球が切れていたので真っ暗のままゲームに電源をいれた。
当時FF12をやっていたんだが、あれってOPでパアっと明るくなる瞬間がある。

で明るくなって部屋が明るくなった瞬間・・・親猫が子供を口にくわえて出てきた。

明るくなったのを見計らって出てきたところをみると、どうも人間は暗い所では目が見えないという事を理解しているらしい。

で膝の上に猫を落とし、またすぐくわえて違う子供を持ってきて膝に落とす。
四匹産まれて二匹ほど同じ模様の猫がいたんだが、区別がつかないらしく、同じ模様の猫をくわえて落とすという作業を二時間ぐらい延々と繰り返していた。

意地でも俺に産まれた子供を全種類見せたかったらしい。

思えば自慢したがりの猫で、家の前にどうよと言わんばかりにもぐらを置いて見せびらかしていた。

ある日、夜中に俺を引っ掻いて起こし膝の上に猫を落とした。
どうも引っ越しするらしく、その間俺に別の猫を見とけという事らしい。

口にくわえて二階の窓から出ようとしたので慌ててドアをあけて階段を指差したら理解したらしく、階段を下りて外に出て行った。

夜中に四時間かけて引っ越しが完了し俺は寝坊して仕事を遅刻した。。

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