夢遊病と神社

カテゴリー「怨念・呪い」

じゃあ俺が体験した唯一の怖い話。

3、4年前か、友人が神社が側にある団地の一軒家に引越したんだけど、そこは霊的な現象が頻繁に起こる場所だったのね。
ある時は屋根裏をドタドタ走り回る音がしたり、ある時は夜中に二階の部屋なんだけど、ベランダの扉を叩かれる音がして、覗いてみたら真っ赤な子供が立っていたりと・・・。
まぁ俺が泊まりにいってもそういう現象は全くなかったんだが。

ある日、いきなり友人が足に違和感を感じてたんだ。
「足いてぇ・・・」みたいな、ほんと軽く流してたんだけど、気がついたらそいつ横になってぐったりしてたんだよ。
「おーい大丈夫か?」って聞いても反応なくて、俺は漫画読んでたんだ。

時間も夜中だったし「帰って寝ようかなー」とそいつ放置して帰宅したんだけど、ものの数分そいつから電話がかかってきた。

友人:「・・・もしもし?何か神社の前まで来てたんだけどwまじで怖いし最悪だわw」

もう心配性な俺は迷わずそいつんちまで戻って詳しく聞いた。

寝ぼけてたのかよくわからんけど、神社まで歩いてた途中気が付いたって。
しかも裸足で・・・。
こえぇよ!と思いながらそいつをよく見たら服装が違ってた。
どうやら無意識のうちに着替えて外まで出ていたらしい。

しばらくしてまたそいつが「足が・・・」ってまた呟いてたんで「おい、どういたいんだよ」とか色々聞いても無視・・・。

そしたら「子供が・・・うん、うん。・・・え?」とか言いはじめたんでもう怖くてガクブルしてた。
「子供がどうしたんだよ!足は大丈夫なのか?」とか聞いても「うん。・・・神社に?」とかわけわからんことをずっと言ってて、その間もずっと「足が・・・」って痛がってたんだよ。

こりゃいかんと思った俺は友人に「おばちゃん読んでくるぞ?おい!」って聞いたらすごい嫌そうに「アカン・・・ホンマにアカン・・・」の一点張り。
「それなら足みせてみろよ・・・」って友人の足に触ろうとした瞬間、「ぅぁ・・・」みたいな声が、俺のうしろから聞こえてまじでビビってしまった。
チキンな俺は硬直したまま動けず、ただ友人がボソボソ呟いてるのを聞いているだけだった。

「わかった・・・約束・・・」

おいおい、誰と何約束してんだよ!・・・とか思いながら聞いてたら、足の痛みが治まったらしく、しばらく黙りが続いた。

意識を取り戻した友人は、タバコに火を付けて「ふぅ・・・何か子供と神社で遊んだ夢見てたんだけどw」って
んで朝9時に神社に来るように約束されたらしい。

友人が唸っていた間、俺が喋っていた事も全然記憶にないらしいし、わけわからんまま朝日も差してきたんで眠りについた。

起きたら9時過ぎ。
約束破ってんじゃんwって笑いながら話してたけど、もしかしたら俺が寝ている間、無意識のうちにあいつは神社に行ってたのかもしれない。

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