これは私が高校生の時に先生から聞いたこけしにまつわる都市伝説です。
私の実家は東北ですが、お土産物屋さんに行くと必ずといっていいほどこけしが置かれています。
こけしの由来については、生まれる前や、幼くして亡くなった子どもの供養のためといわれていますが実際には違うそうです。
東北地方は冬になると大雪で、外に出ることができず娯楽もないため、自然と夜の営みが盛んに行われたそうです。
しかし、男性は毎夜勤めがきつく、でも求められると断るわけにもいかないので、張形と呼ばれる男性器を模した木像で相手をしていたそうです。
しかし外見的にリアルなものは少し恥ずかしいので、かわいくインテリアにも使えるものを追求した結果、今のこけしの形になったそうです。
その当時はまだこけしとは呼ばれておらず、おぼこさんやかなまらと呼ばれていたらしいのですが、あまりにできのいい張形は、おとこいらずと呼ばれ、適切な夜の営みができなくなることから“子消し(こけし)”と呼ばれるようになったそうです。(できの良いものは大奥にも献上されていたそうですよ。)
ところが、昭和に入り伝統工芸品としての価値が出てきたところから、その由来は封印されたとのことでした。
ちなみに余談ですが、その話を教えてくれた教師が「僕の家にはいろんなこけしがあるよ。一度遊びにおいで!」といっていたのは、今考えるとアウトのような気がします。