妖精の矢じり
空から奇妙な細工が落ちてくるということが古くから記録に残されている。
特に小さな矢じりのような形のものを「エルフ・ショット」と呼び、これを英国人は得に忌み嫌ったという。
実際に空から落ちてくるものは様々であり、記録を調べてみると、金メッキ製品1911年以降、化学製品は1842年以降、ボルトやナットは1936年以降、プラスチック製品は1955年以降の現象であるとわかる。
竜巻で巻き上げられたのが原因の一つではないかと言われているのだが、1955年インドのビジョリでガラスのビーズ玉が定期的に空から降ってくるできごとがあった。
時には掌ですくえるほど大量に降る事も有ったというのだが、それにあわせて在庫が減った工場や倉庫を探したのだが一切の手がかりはつかめず、いったいどこで作られたものなのかも結局不明なままだったという。