数日後にその男が

終電が過ぎてしまって困っていた。

「あぁ、どうしよう」

そんなことを何度も呟いていた。
ふと気づくと、目の前に黒いスーツを着た男が立っていた。
その男は俺と目が合うと、驚いた表情をして俺にこう言った。

「お前さん、この前の・・・」

俺は考えた。

見覚えがない人間にそんなこと言われても・・・。

10秒間の沈黙があった。
何故か俺はただならぬ危機感を感じていた。

「お前さん、この前の」

男が再びその言葉を口にしたとき、俺は気づいてしまった。
俺はその場を駆け出した。
必死に走った。

もう大丈夫だろうと思って後ろを振り向くと、男の姿はなかった。

俺は呟いた。

「あぁ、どうしよう」

数日後、俺がその男に殺されたのは言うまでもない。

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