異空間大学

カテゴリー「都市伝説」

大学2年のとき、ゼミで発表することになった。
発表の当日風邪気味だったが頑張って薬を飲んで時間通りに教室に向かった。
で、教室に入ろうとすると、ドアに鍵がかかってて入れない。
ドアの上ののぞき窓から確認しても教室の電気はついておらず、ノックしても返事が無い。

まだ先生が来ていないのか?と思って20分ほど待ったけれど、先生も他のゼミ生も誰一人として来ない。
臨時休講になったのかと思ってその日はとりあえず帰った。

次の日、先生から怒りのメールが届いた。
ゼミ発表だったのにゼミを無断ですっぽかすとはどういうことだ!、という内容だった。
慌てて先生のところに釈明をしにいったが、どうも納得がいかない。

待っている間、腕時計と廊下の掛け時計をかわるがわる見てあれだけ時間を確認したから、時間が間違っていることはありえない。
勿論教室が間違っていることもなかった。

なんでだ?皆どこで俺を待ってた?

先生は他のゼミ生と一緒に、その教室、その時間に俺を待っていたと言っている。

そういえばその教室の周囲の教室、普段なら他の授業で使われているはずなんだが、その日はなぜかその階全体、人っ子一人いなかった。

これだけならまあ、ただの不思議な話なんだが、その後もう一回似たようなことがあった。

ある日、4限目にあるドイツ語の授業に向かっていた時。
その授業は授業開始時に厳しく出席をとるので遅刻したら単位にかかわる。
腕時計をちらちらチェックしながら4限目がはじまるかはじまらないかの時間に俺は大急ぎで教室に飛び込んだ。

すると、何と3限目の授業中。

その授業をしていた先生に平謝りしながら教室の外に出て、もう一回腕時計で時間を確認してみると、なんといつの間にか時計は最後に確認した時刻の30分前を表示している。
デジタル時計だし、見間違いはありえない。
念のため壁にあった掛け時計(こっちはアナログ)を見ても腕時計と同じ時間を指している。

ちなみにどちらも京都にある大学の同じ校舎の話。
その建物は最近取り壊されて、現存しません。

長文レス失礼。

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