深川通り魔殺人事件

カテゴリー「都市伝説」

電波系という言葉をご存知だろうか。
電波系(でんぱけい)とは、妄想や妄想癖のある人や、他者とのコミュニケーションをとろうとしない人を指す言葉。

オタクなどのサブカルチャーで使われることの多い言葉であるが、一度ぐらい聞いたことがある人がほとんどだと思う。

「電波」という言葉は1981年の深川通り魔殺人事件の犯人が自らの行動を「電波が命令した」と証言した事で世間で流行した。

この事件は、商店街の路上で主婦や児童を包丁で刺し4人が死亡、2人が怪我を負った。
男は主婦や児童を刺した後、通行中の女性を商店街の中華料理店に引き連れ、女性と中華料理店の店員や家族などを人質にとった。

家族は店の裏口から逃げ、難を逃れたが、男は女性と店の2階に立て篭った。
男の隙を見て人質の女性が逃走し、これを機に警察官が突入し男を取り押さえた。

この時男が連行される様子が白いブリーフに白いハイソックス姿でテレビ中継されたため話題を呼んだ。
深川通り魔殺人事件は覚醒剤中毒による心神耗弱状態にあったが刑事責任能力は問えるとして、無期懲役になり裁判の傍聴人が「その通りだ。俺にも聞こえる電波が。」と叫ぶなど電波という言葉が広まった事件だった。

また犯人が着用していたBVD社の白ブリーフは特徴のあるデザインで、当時の若い男性の人気ブランドとなっていたが、事件後、犯人がブリーフ姿で連行される姿が異様に見えて、その嫌悪感からトランクスに代える若い男性が急増したとの報道が流れた。

このためブリーフはダサイとイメージがつきお笑い芸人がパンツ一丁になったときに、笑いがとれるアイテムとして使われるようになった。

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