アメリカ軍が導入した透明人間化できるステルス技術がすごい。
この技術があればカメレオンのように周りと同化し、敵に近づくことができる。
この透明人間化するステルス技術の仕組みはもちろん機密事項であるが、ゴルゴ13(135)カメレオン部隊の中で構造が説明されている。
多数設置された小型CCDカメラで周囲の風景を取り込み、超薄型有機ELディスプレイの生地に高速処理した映像を映し出しているという。
21世紀の戦争は国家間の戦いからテロとの戦いへと移り変わっており、テロリストのアジトを見つけ出し、暗殺を行う方法が色々と試行錯誤されているが、相手に気付かれずに近づき、潜入できる技術はとても有効と言える。
ただ、この技術が犯罪に使われた場合、犯人逮捕が困難になる。
現在の日本では至る所に監視カメラが設置されており、年々画像の詳細化が進んでいるため犯人逮捕と犯罪防止に役立っている。
管理下社会への批判も多いが映像という証拠は冤罪防止にも繋がる。
もし透明人間化した犯人が犯罪を行った場合、防犯カメラは無駄になり、街の防犯対策は根本から覆されることとなる。
また、テロリストの手に渡った場合も同様である。
科学技術の発展は戦争兵器と共にある。
そして世界は新たな局面を迎える。