友達(A男)が体験した話。
A男がある夜の日、親と喧嘩して家お飛び出した。
A男の家の近くには、お墓があって親と喧嘩した時はそこに行って頭を冷やしていたそうだ。
その日も、お墓に行ったA男。
いつもよりイライラしていたA男は、憂さ晴らしのためにお墓の石垣を蹴ってしまう崩してしまう。
「あ、やっちまった」
焦ったA男は急いで家に逃げるように帰った。
それから数日間は何事もなく普通の生活を送るA男。
しかし、ある日おかしなことが起こる。
学校が終わり家に帰る途中。
壊してしまったお墓の前を通ると、落ち武者のような生首が浮かんでいた。
A男は恐怖した。
生首を見ないように家にいそいで帰るA男。
そのお墓の前を通らないと家に帰れない。
次の日もA男はお墓の前を通る。
また生首が浮いていた。
そんなことが毎日続き怖くなったA男は親に相談し車で送り迎えをしてもらう事にした。
車でお墓の前を通る時、車からお墓の方を覗いてみると、そこには生首はなかった。
ホッとするA男。
そして家に帰り、テレビを観ていると。
いきなりテレビが消え、真っ黒になったテレビに写っているA男の隣に男の子がいた。
A男はいきなりのことに驚き「お母さん来て!!」と叫んだ。
叫んだと同時に、男の子は消えてしまった。