女性から男性にチョコレートを渡して想い伝えるのが日本のバレンタインデー。
想いが届くように本命チョコは手作りする人も少なくない。
両想いになれるお呪いとして日本の女の子はチョコに自分の血を混ぜるという話が国内および海外のTwitter上で広まっている。
惚れ薬や媚薬としての効能を見込んで、髪の毛や陰毛を焦がして入れたり、唾液や自分の血、特に経血を混ぜると良いと言う話がネットを中心に広まっている。
釣りもしくはネタとして『チョコに経血を入れるのは当然』とレスをつける女子が結構いることで一気に拡散した。
このネタは古くからあって、児童向けのおまじない本では両想いになれる方法として『手作りチョコに髪の毛をこっそり入れて渡しちゃおう』という記載を見ることができる。
▼フェロモンとしての効能?
ドイツの人気女性エッセイストの本では、男を落とす方法として陰部の湿り気、つまり膣分泌液を使う方法が紹介されている。
デート中にトイレに行ったとき、湿り気を手に取って、香水のごとく首すじに塗り込む。
そして自分の体臭を嗅がせられる距離まで接近する。
普段付けている香水と淫靡な湿り気の香りにより、匂いを嗅いだ男性は興奮を覚えてときめいてしまうと言うのだ。
ニオイは様々な要素で成り立っているので一概には言えないのだが、健康な女性の膣には乳酸菌が常在しており、膣分泌液の独特な香りの大部分は乳酸菌が作り出す乳酸や脂肪酸と考えられている。
ヨーグルトのような湿り気の匂いは主に乳酸に由来するものなので、脂肪酸の中にフェロモン的な効果がある成分が存在していたとしても、ごく微量であるため人の鼻では感知できないと考えられる。
しかしながら、パリの娼婦が街頭に立つときに客を呼び込むため湿り気を首すじに塗っていたり、行為中に女性の胸に愛液を塗り込むと男性の興奮が高まって性交回数が増えるという話もあり、膣分泌液にフェロモンとしての効果が無いとは言い切れない。
本命チョコに混ぜる経血は膣を通って来たものなので、経血を混入させることで当然チョコの中には膣分泌液も混ざり合うことになる。
陰部の湿り気のフェロモン効能は科学的に証明されていないが、人類は経験的にその効果を知っており、もしかするとチョコに入れる経血には男性をときめかせる惚れ薬効果が本当にあるのかも知れない。