ある男性が大手フライドチキンチェーン店でアルバイトをすることにしました。
最初は洗い物や掃除を担当し、その日は夜遅くまで店の掃除をしていました。
他のアルバイは帰宅してしまって、店には店長と自分の二人しかいません。
一通りの掃除が終わったので、男は店長に挨拶して帰ることにしました。
店長は地階にある食材置き場で明日の準備をしています。
地階に降りて様子を伺うと、大型冷蔵庫の扉を開いて店長が仕込みの作業をしているところで、「あっ」という顔の店長と目が合いました。
冷蔵庫の扉から姿を覗かせていたのは、冷凍チキンで、驚いたことに脚が4本あるモノでした。
店長:「今見たモノのことは口外しないでくれな・・・」
店長はそう言って、口止め料として10万円を男に渡すと、明日からバイトに来なくて良いということを男に告げました。
噂によると、男が見たモノは遺伝子工学によって生み出された4本脚の鶏なのだといいます。
噂の現場となっているチェーン店では、脚の部分の肉が人気で良く売れているのに、他の部分の肉はどうなっているのか?という疑問から生まれた話のようです。
某チキンチェーン店やファストフード店へ肉を卸していた、アメリカの生産現場での動物虐待映像がニュースで流れたことがあります。
そこにいたのは普通の2本脚の鶏でしたが、薄暗い建屋に所狭しと押し込められていて、従業員が蹴ったり壁に叩きつけて殺しているシーンが映し出されていました。
チェーン店側は、鶏に対して人道的規則に則った扱いを行わない限りこの工場との取引は中止する、言及したそうです。
この様な鶏肉生産工場は複数あって、鶏がどのような扱いを受けているかは明らかではありません。