天空の城ラピュタのドーラに隠された秘密。
宮崎駿監督の『天空の城ラピュタ』。
日本では知らない人がいないくらい人気のアニメ映画だ。
過去、テレビで十回以上再放送されていることからもその人気がうかがえよう。
そのラピュタの登場人物にドーラという女海賊が出てくる。
とても人気のあるキャラクターで「40秒で支度しな!」は名台詞。
そんなドーラは公式資料によれば50歳。
見た目はそれをも上回る老婆のように見えるが、実は18歳の頃は大変美しい女性だった。
公式資料によるとドーラの見た目が激しく変化したのが18~20歳にかけて。
なぜこんなにも見た目が激しく変わってしまったのか?
そのヒントは子どもの年齢にある。
ドーラには三人の子どもがいて、シャルル、ルイ、アンリという名前だ。
劇中にも空中海賊船タイガーモス号の乗組員としてでている。
その長男であるシャルルの年齢は公式資料によると30歳。
つまりドーラは子どもの出産を境に顔が激変しているのだ。
その理由。
それはこういうことらしい。
ドーラは若い頃から女空中海賊として名を馳せてきた。
しかし、結婚、妊娠を機にあまりに知られたその顔は、出産・子育ての邪魔になると考えた。
そこでドーラは別人になることを決意し整形したのだ。
ドーラの醜いともいえるあの顔には、子どもへの愛情がつまっていたのだ。
ただ女心として、美しい自分を一枚だけ肖像画として残している。
しかしそれは子どもたちを守るため、誰にも言っていない秘密なのだった。