精神科の医者を紹介された

カテゴリー「不思議体験」

10年ちょい前の話。

俺は神奈川県のO線のH駅からM駅まで毎日電車で通勤していた。

いつもだったらまず座る事なんて出来ないけど、その日たまたま椅子が開いていたので座ったら、しばらくして金縛りにあった。

座りながら金縛りなんて聞いたことないな、と思いながらもすぐに戻るだろうとその時は冷静に考えてたんだけど、降りなければいけないM駅が近づき、そして過ぎても一向に金縛りが解けない。

「まずい!会社遅刻する!」と頭はかなり焦ってるのに体は全く動かず声すら出すことが出来なかった。

目だけ動かすことができて電車の中はどんどん人が増えていくのだけは分かったので、「なんでこんなに人いるのに誰も気づいてくれないんだよ」とか勝手に切れてた。

で、どうやっても動かないのであきらめたらいつの間にか寝ていて、電車は終点のS駅で電車は折り返しY駅付近で目が覚めて金縛りは解けていた。
会社は当然遅刻。

これだけならただの金縛り体験なんだけど不可解な事があった。

Y駅で目が覚めた後、会社に連絡をしなければと一旦下車して携帯を取り出したら、上司からものすごい数の不在着信。
怒ってるだろうなぁと思いながら上司の携帯に電話したら真っ先に「大丈夫なのか!何があった?」と心配された。

詳しく聞いてみると上司の携帯に俺の電話番号から電話があり、出たら息苦しそうな音だけがしたというのが数回あったとか。

全く身に覚えがないので一旦電話を切って自分の携帯の発信履歴を見ると、確かに上司に電話していた。
時間を見ると本来なら電車がM駅に着いてる辺りから7回も掛けていた。

金縛りにあってる間だけではなく、寝ていたであろう時間帯にも電話していて、気味が悪かった。

ちなみに上司に起きたことをありのまま話したら、「心身疲労だろうから今日は休め」と言われ、精神科の医者を紹介された・・・。

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