ボットン女

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

小学生の頃の話。

おいらンちは山奥にあり、当時から廃屋が多かった。
ある日、弟(当時小3)が近所の子らと三人でと廃屋探検したのさ。

その日は茅葺きの廃屋に行ったそうだが、そこは別に恐く無い。
何故なら壁とか戸板が全部崩壊してて、外から丸見えだったからね。

探検って何してたんかは知らんが、ま、子供の頃だし、当時(20年以上前)はTVゲームとかの娯楽なんか無いし、遊ぶって言ってもそンくらいしかなかったしね。

それで探検の途中に女の子(小2)が突然行方不明・・・。
弟ともう一人の子(男、小2)はわけが分からず唖然・・・。
二人して探し回ったけど見つからん・・・。

「ヤベェ!どうする!親に知らせンなンっ!!」

・・・パニクってたら近くから女の子の声がした。
床板のスキマからだ!

どうやら腐ってた床板を踏み抜いて落っこちたらしい。
ホっと安堵した二人は女の子を助けに行ったが、そこで彼等が見たのは・・・胸元まで糞尿に埋まって泣きじゃくる女の子の姿だった。

教訓、廃屋探検する時は足下に御注意を。

しばらくの間は『ボットン女』というアダ名で呼ばれてたらしい。

ブログランキング参加中!

鵺速では、以下のブログランキングに参加しています。

当サイトを気に入って頂けたり、体験談を読んでビビった時にポチってもらえるとサイト更新の励みになります!

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.