これは私の母が実際に体験した話です。
今から7~8年位前、北海道札幌市のとある駅で起こった出来事です。
その日母は職場の方の送別会で街に飲みに行っており、帰りは多分夜10時位だったと思います。
地下鉄駅内にはほとんど人はおらず閑散としていたそうです。
母はそこの地下にあるトイレを利用したそうなのですが(奥から二番目)隣の一番奥の個室からすすり泣きのようなものが聞こえてきたそうです。
その時母は「何か悲しい事があって泣いてるんだろう」と思ったそうです。
そして特に気にすることも無く用を済ましトイレから出てみるとその隣の個室は空いており誰も入っていなかったそうです。
もちろん辺りを見回しても自分以外の人間はおらず、気味が悪くなった母は早々とそのトイレを後にしました。
その後帰宅した母の様子は顔面蒼白で、明らかにいつもと様子がおかしいことに気が付きました。
私は母の体験を聞き、その駅のことを少し調べてみると過去そのトイレの一番奥で女子高校生が自殺していたことが判明しました。
私は霊とかそういうのは良く分からないタイプだったのですが母の姿の豹変の仕方からこれはただ事ではないと思い、翌日取りあえず近くにあったお寺に行きました。
見てもらった結果、案の定憑いていました。
早急な対応だった為、大事には至らずお祓いのみで済んだのですがもし私も母もその事に気付かずに放っておいたらと思うと・・・。
そのお払いした霊は現世への恨みが非常に強く半悪霊化しており、完全に成仏させることは出来なかったそうです。
なのでまだその駅のトイレにいるとかいないとか・・・。
結構有名な話なので知っている人は知っているかと思います。