バレたならしょうがない・・・

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

私が高校の頃の、怖くて悲しい話です。

当時、私には好きな男の子がいて、一番仲良しだったCちゃんによく相談に乗ってもらっていました。
Cちゃんの協力もあって、付き合えるようになった時はとても嬉しかったです。
ですが、その頃からおかしな事が起きるようになりました。

その男の子と電話で話した日には、直後に知らないアドレスから会話がそのままメールで送られてくるのです。
それも、私がしゃべったセリフのみが全てカタカナでずらっと書かれていてすごく不気味でした。

メールは次第にエスカレートして、”死ね”とかのキツい言葉が混じるようになりました。

とうとう我慢できなくなり、Cちゃんに相談したところ、もしかして部屋に盗聴器があるんじゃないか?と言われて、怖かったので一緒に探してもらいました。

結局それらしいものは見つかりませんでしたが、Cちゃんが帰ったあと、部屋で見慣れない携帯を見つけました。
普段Cちゃんが使っているのとは違ったので不思議に思いましたが、2つ携帯を持ってたのかなぁ?と。

その日の夜、Cちゃんに相談してだいぶ気持ちが楽になっていた私は、思い切ってあの知らないアドレスに返信してみることにしました。

『誰なんですか?』とかそういう内容だったと思います。

すると、送信完了と同時にCちゃんの物と思われる携帯のバイブが鳴りました。
まさかと思い、もう一通送るとまたバイブが。

Cちゃんに申し訳なく思いながらその携帯を開けて見ると・・・あの不気味なメールを送っていたのはCちゃんでした。

次の日、携帯をCちゃんに返し、その日の夜、また男の子と電話をしました。
すると嫌がらせまたメールが・・・。

涙が出てきて、本当にCちゃんなの?と送った瞬間、部屋の窓のすぐ外から着メロが鳴り、そのあと走り去る足音が。

カーテンを開けて見たところ、窓には2つの手形がくっきりと。
Cちゃん、窓にくっついて話聞いてたの?私の部屋3階だったのに。
数分後、メールが来ました。

「バレたかぁ↓↓ごめんねッ(^_^;)」

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