子供のころのとある休日の朝。
当時通っていたサッカークラブの練習に出かけようと、2階にある自分の部屋から、玄関へと続く階段を下りていくと、1階のリビングに、東南アジアっぽい感じの外国人が2人いた。
2人は、両親への来客者だったらしく、父親が、おそらく彼らの国の言葉と思われる言語を理解していたようで、父の通訳を介しながら、母を含め4人で談笑していた。
「へえ、うちの両親にこんな一面あったんだ~」と思いながらもその時は、ちょうど出かける直前だったため、2人の来客者に軽く会釈をしただけで、特に気に留めず、すぐに練習へ出かけてしまった。
練習から帰ってきて、夕飯を食べながら、朝から気になっていた2人の来客者について、両親に聞いてみた。
すると、二人そろって「そんな人は来ていない。知り合いに外国人なんかいない。」とか言う・・・。
「はあ!?」と、不思議に思いながらも、当時はそこまで突っ込んで聞きたい話でもなかったので、それ以上、そのことについて両親へ無理に聞くのはやめにした。
でも、実家出て東京で暮らして、あの時から20年以上たった今になって、すげー気になるな。
うちの地元、すげーど田舎で、子供のころは外国人なんか見もしなかったんだけど、ちょうどここ20年くらいで東南アジア、中国の人らがかなり増えてる。
いわゆる研修生ってやつ。
うちの両親、裏で何かやってんだろうか・・・。