猫の見つめる先

カテゴリー「不思議体験」

自分が今寝てる部屋は、部屋の端にベッドがあり、頭が廊下向きになる様に設置されている。
対して、面している廊下には人感センサーのライトが設置されて居るから、誰かが通ると明るく光る仕組み。(猫でも光る)

家には猫がおり、自分の部屋は我が家の愛猫がいつでも出入り出来る様にいつも部屋のドアを閉めないでいる。
よって、ライトの光がもろ入り、寝ていても結構眩しいのだ。
ここまでが前提。

昨日、仕事に疲れて珍しく早く寝ていた。
いつもは0?1時の間に寝るのに、昨日は特別疲れていて、10時ぐらいに布団に入ったのを覚えてる。

ふと目が覚めた。

元々、自分は眠りが浅く結構些細な物音でも起きてしまう。
勿論、廊下の光でも起きてしまう。
今回眠りを妨げたのはどうやら廊下の電気のようだった。

起きた時確認した時間は2時。
猫でも歩いてたか?なんて思いながら眠たい目を擦ろうとした時、腕に重い感覚が・・・

・・・猫がいる。
つまり、廊下の電気は猫では無い。
なら、両親のどちらかがトイレで起きたのか?
眩しさに目をしぼませながら、ボンヤリと考えていたら廊下の電気が消えた。

暫く無音の状態が続き、また廊下の電気がついた。

・・・・・・・・・。

廊下の電気はつけど、何の物音もしない。
あり得ない。

センサーが動く何かを感知しなければ廊下の電気はつかないはず。
まして、猫はここに居る。
姉は隣の部屋で大イビキかいて寝てるからあり得ないし、両親なら三階なので、必ず自分の部屋の隣にある階段を使うから音でわかる。

つまり、誰も廊下には行っていない
なのについてる。

不安を誤魔化すために猫を撫でようと猫に視線をやると、どうやら猫は寝てなかった様で、ジッとしていた・・・廊下を見つめて・・・。

マジやめてくれ。
何かいんのかよ・・・。

パチンッと音をたてて消えた廊下の電気、同時に、隣にいた猫が起き上がってベッドから降り廊下に出て行った。

パチンッとまた音をたててつく電気。

それがやっぱり先程の点灯は、ソコに何かがいたって事を示してた。

「動くものに反応して点灯する電気」も省エネにはなりますが、たまに考え物ですね。

その後自分は怖くて寝付けずに携帯弄って夜明かしました。
なんか、寝ちゃいけない気がしたんです。
おかげで今めっちゃ眠い・・・。

あの時、猫の見つめてた先には何がいたんだろう・・・。

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