猫の首を締めて

カテゴリー「怨念・呪い」

俺はペットOKのマンションで一人暮らしなんだが、つい最近猫を一気に5匹買った。
なぜかと言うと仕事で少し失敗をしてしまっただけなのに上司がぐちぐちとねちねちと言ってイラついたから、衝動買いというもので・・・。

本当は2匹までなんだが仕事からのストレスがあり、とにかく反抗したいという気持ちができて5匹。
だけど、小さい猫は高くて猫のトイレ、砂、ご飯合わせると大変になると思い、1匹は3才の猫を約10000で買った。
2匹目は安い1才の猫を88100で買った。
3匹目も4匹目も5匹目も88100で買った。
みんな可愛くてたくさん遊んだ。
そのうちの一匹は扉を開けるという特技を身につけた。

ある日のこと俺は先輩に誘われて酒をものすごく飲んだ。
その勢いでふざけて扉を開ける猫の首を締めてしまった。
だけどすぐに我に返って猫の様子をうかがった。
猫はぐったりしていて、手足をピクピクさせていた。
俺はすぐ病院に連れて行き、獣医にこのことを話して猫に必死に謝った。
幸いにも命に別状はなく猫を連れて帰った。
そして猫が寝たことを確認して俺も寝た。

でもなかなか寝付けなかった。
そしてやっと寝れるというときに、扉が開いた。

俺は「ああ、猫が扉を開けてきたのかな」と思った。
だけど猫が開けたような幅の大きさではなく、まるで人が開けた幅の大きさだった。
俺は怖くなって目を閉じた。
すると、ヒタヒタと明らかに猫じゃない足音が聞こえた。
しかも結構の数だった。

俺はやばい!と思って起きて逃げようと思ったがだけど体が動かない。
そう、金縛りというものにかかってしまった。

そうしてる間に俺のそばに来たのか消えたのか分からないがピタッと足音が止まった。
少しホットしたのもつかの間、いきなり首を締められた。

俺は苦しくてもがいた。
そして、もうもがくのも疲れて死ぬ覚悟をした時に金縛りが解けて、首を締まっていた手も消えた。そしてこれは猫の仕業だなと、なぜか思った。
それと同時に夢の国に行った。

気づくともう朝になっていた。
俺は昨日のことを思い出しすぐにペットショップで買ったすごく高い猫缶を猫に差し出し泣きながら謝った。

なぜかわからないがこの日から猫がえらそうになった気がした。

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