ここらでホッコリ系実話を一つ。
多少脚色しますが、98%は事実です。
私が小学3-4年の頃、年末の掃除を祖母の手伝いでやってました。
棚の上やテレビ周りの飾り・置物のホコリを一つ一つ丁寧に拭きあげる作業です。
その中に、羊と猿の置物をがあり、ちょうど翌年は申年ということもあり、羊には「今年一年ありがとうございました」猿には「来年はお世話になります」といった感じで気持ちを込めて丁寧に磨き上げました。
翌日の事です。
冬休みに入っていて、朝遅めに起きると何だか外が騒がしい・・・。
玄関を出ると両親や近所の人々が我が家の上を見上げて「(゜д゜)(゜д゜)(゜д゜)(゜д゜)ポカーン」
こんなかんじw
見上げると玄関の屋根の上に立派な日本ザルが鎮座しておりました。
私は咄嗟に、昨日の猿の置物を磨いたからだと思い、猿に向かって「来年はお世話になります!」と声を掛けると猿はまるで理解したかの様に、(=゜ω゜)ノラジャ・・・てな感じで手を上げて応えてくれました。
それから直ぐに山の方へとそそくさと帰って行きましたが、我が家から近くの山までは5kmくらいあります。
また、そこまでにはいつも団体観光客や土産屋でごった返す観光通りを抜けなければ辿りつけません。
しかしながら、猿の目撃談は我が家止まりで、観光地を通ったらしい話は全くありませんでした。
時代的にはちょうどバブルが弾けて不況の煽りに自営業の我が家も苦しんでおりましたが、この申年あたりから大口で定期の契約が入り、親の仕事は順風満帆。
私も無事に大学・大学院まで行かせて貰い、大手企業に就職するに至ります。
ここに書くと、加護だとか守られていると言われるかもしれませんが、話後半の仕事云々は両親や自身の頑張りが殆どと考えています。
もしかしたら、努力を実らせる為のチャンスが巡って来た点では、何かしらのサポートがあったのかもとは考えてますがね。
ちなみに羊はさすがに来ませんでしたw