夜勤の時の不思議な体験を一つ。
大黒大橋真下の内航船バースで夜中の昼休みに一服してると、仕上げたばかりの梱包した木箱の間をパタパタと音がする。
不思議に思い同僚に聞くとずっとしていると言う。
犬か猫だろう??と音の主を確かめるべく耳を澄ますと、次第に円を描くように近付いて来るのが分かる。
木箱の裏に身を潜めながら二手に別れ直ぐ先に居るだろうと思った瞬間二人で飛び出した!!
だが目の前には何も無い。
あっけに取られ同僚と顔を見合わせていると、自分達の直ぐ足元からパタパタと走り去る音。
目の前に居ないのではなく居たのだ。
くるぶしから下の小さな裸足の足が海に向かって消えていった。
以降、夜勤拒否。