だいぶ前だけど道東道クルマで走ってた時、俺助手席でうとうとしてたのね。
で、ぼんや~り前見てたらチャリがいる。
高速道路にチャリ。
白か黄色のヘルメットで学ランみたいな黒い服の奴。
アブねぇなぁ、なんてチラッと思いながらやっぱり眠くて寝ちゃった。
たぶん10分とかそこらで目が覚めたんだけど、そこでやっと「高速でチャリはねぇだろ」と気がついた・・・。
横で運転してる兄貴に「チャリいたよね」って聞いたら「ちっ」って。
うるさい喋るなって感じで冷たくあしらわれた。
なんだよコノヤロウとは思ったけど俺は当時免停中で強気でいけなかった。
カーナビラジオ(北海道ローカル)聞きながらしばらく走って、番組終わる頃だから16時くらいかな・・・兄貴が「腹痛てぇ」と言いなさる。
要はトイレにいきたいと。
パーキング通り過ぎたばっかじゃん、アホだコイツと笑ってたら顔真っ赤にしてキレだした。
聞くと「チャリにずっと追いかけられてる、あれは幽霊だから止まるとヤバい」と言いなさる。
マジかと振り向いたらいない。
でもそのチャリは俺もさっき見たから怖い。
いないけど怖い・・・。
今いないぞ、と兄貴の方見たら運転席の後ろ側の窓にヘルメットだけ見えた。
車はキャラバンだったからね。
あれはびびった・・・。