水金地火木土天海冥の最後こと冥王星が「太陽系外縁天体に属する準惑星」に分類されてから、我らが太陽系の惑星は8個ということになっています。
さよなら冥王星・・・・・・。
しかし新たな研究結果より、『太陽系には第9の惑星「Planet Nine」がある可能性』が、日に日に増しています。
この仮称として名づけられた「Planet Nine」ですが、例えばカリフォルニア工科大学の惑星天文学者のマイク・ブラウン氏は、以前にエッジワース・カイパーベルト(海王星より外側の天体が密集した領域)の6つの物体を観測し、それらの動きが何らかの大きな天体によって影響を受けていると主張していました。
さらに今回、ブラウン氏はエッジワース・カイパーベルトに存在する別の物体が第9惑星の存在の可能性を高めていると主張しています。太陽系外観察プロジェクトのOSSOSが発見した「uo3L91」は上図の青い実線のように、非常に大きな軌道で太陽系を周回しています。そしてuo3L91はやはり太陽から地球の距離の200倍~1,200倍の場所に位置する大きな天体の影響を受けているそうです。
今回の研究はまだ確定したわけではなく、また第9の惑星「Planet Nine」が観測されたわけでもありません。今後もOSSOSは引き続き太陽系外の天体について観察を続けますが、はたしてこれまで人類が知らなかった第9の惑星が発見される日はくるのでしょうか?