俺が高校の頃の話だ。
従兄弟は建設関係に従事してたんだが、宮崎県東諸県郡ってとこで土木作業をやってた時の事だ。
そこには吊り橋があってな、自殺の名所とも呼ばれてた。
従兄弟が現場に入る直前に「んっ?ここ何か居るな」って言ったらしい。
現場に入って初日に車がパンクしてスペアに替えたらスペアもパンクしたらしいんだよ。
しようがないから修理屋呼んで待ってたらしいけど、東諸県郡ってのは相当山奥でなかなか到着せずにそのまま日が暮れたんだよ。
で、初日の作業は終わり・・・
次の日に社用車で現場に入って、従兄弟が「今日も居るな」って頭痛を訴えたらしい。
それでも構わずに、橋の隅(道路側部分)掘削作業を社員で始めたらコンプレッサーっていう機械が急に壊れて動かなくなったらしい。
それも業者が引き取りに来るまで作業進まず、二日目終了。
三日目、車で東諸県郡に向かう途中で落石があって車のボンネットに直撃。
四日目、民宿を借りて作業に向かい現場で作業。
重機が操作している人もろとも川に転落。奇跡的に軽症。
五日目、従兄弟がしきりに何かいる何かいると連呼し直後吊り橋のワイヤーが2本切れる→危険なので作業中止。
別の橋のワイヤー補修業者が入る。
六日目、別業者の車が急に倒れてきた木の下敷き、人があばらを折る重傷。
七日目、別業者と同時進行で掘削するも、掘削した石が社員の目に当たり、病院へ。
八日目、従兄弟がおかしいおかしいと言うのでお祓いを神社の神主に頼む。
→神主が突然叫び昏倒、泡を吹く。神主さん曰く覚えていないとのこと。
九日目、現場の人間が流石に作業できないと引き上げようと、転落した重機を引っ張りあげたら人骨が見つかる。
その後、何も無かったかの如く作業は滞りなく進み終了。
俺が霊能者ってわけじゃない、聞いた話だが、実際に社員の顔は知ってたから病院に見舞いにいったのも覚えてる。
内容は本当かどうかは知らんが・・・。