うちの亡くなった母は霊感があったらしい。
『らしい』と言うのは、私は見えないから、母の能力が本物だと断言は出来ないからです。
そんな母から聞いた話。
母が友人と県内にある博物館に行った。
博物館に行くのは初めてだった母は、1つ1つ展示品をじっくり見ていました。
『これは何かしら?』と母が思っていると、「これは○○で△△に使う物です」と丁寧に説明してくれる人がいた。
見ると、戦国時代の兵士の格好をした男がいた。
他にも武士やお姫様など、展示品の時代にあわせた人物がいて、展示品の説明をしてくれた。
『面白いサービスしてるのね』と思っていると、友人から「あんた誰と話してるの?」と言われて、やっと霊だと気付いたそうです。
母:「ハッキリ見えてるから、霊とは思わなかったわよ~。『これは姫の嫁入り道具で、私が運びました』とか、『これは私が使っていた物です』とか言うから、設定が細かいとは思ってたんだけどね」
その博物館、私はまだ行った事ないんですけど、私が行っても見えないんだろうなぁ。